ご近所づきあい、そのタイミング

家から少し離れた近所に、毎朝外で立っているお爺さんがいる。
ゴミ出しの監視なんかをしている。
ゴミ出しのない日は何をしに出ているのかわからないけど、ゴミ置き場のそばに立っている。
私が自転車で通りかかるといつもジロッと一瞥をくれる。
毎朝なので挨拶した方がいいのかしらと思いつつも、黙って通り過ぎている。

そのお爺さんがいつも立っている場所の斜め前の家に、若い家族が引っ越してきた。
子供は二人で、幼稚園児のお兄ちゃんと、まだ赤ちゃんも同然のおチビちゃん。
子供を連れたお母さんてのは愛想の良いもので、近所の誰にでもニコニコ挨拶する。
泣き声を迷惑がられたりしないようにご近所づきあいにも気を配っているのかもしれない。

お母さんはお爺さんにもニコニコ挨拶したらしくて、ある朝通りかかると、ちょうど親子とお爺さんが一緒にいた。
赤ちゃんはお母さんとお爺さんに手をつないでもらって、一歩、また一歩、よちよちと歩いていた。
お兄ちゃんは周りを飛び回っていた。
このタイミングなら言える。
「おはようございまーす」
4人から、「おはようございまーす」と返してもらった!
ああスッキリした!
明日から居心地悪い思いせずに通れる!
さっさと挨拶すれば良かったわ。